新築工事経過報告<着工~断熱工事>

2021年11月15日に着工して約4か月が経過しました。この記事では現時点での我が家の工事についてまとめます。着工からのスケジュールや工事の進み方について不安を抱いている方の参考になればと思います。

我が家は地元工務店で建築をしているので、大手のハウスメーカーと比較するとゆっくりのペースで進んでいると思います。期末に向けてなのか(?)、大手の新築がバンバン建っていくのを横目で見ながら、焦る気持ちを抑えつつ、工事を見守っています。

目次

  • 全体のスケジュール
  • 地盤改良工事
  • 基礎着工
  • 木工事開始~上棟
  • 屋根工事
  • サッシ/断熱工事

全体のスケジュール

我が家の分かっている範囲で進捗状況を以下のようにまとめました。基礎工事が1ヶ月ほど続いたあとに、大工さんが入って木工事がスタートします。一気に骨組みを作り上げる上棟を経て、屋根工事→サッシ/断熱工事と進んでいきます。どのような順序で工事が行われるか?はそれぞれの担当業者の予定や家そのものの構造などで変化すると思います。工事の全体の予定は、「工程表」というものがありますので、ハウスメーカーや工務店の担当者から入手できると思います。

日付工事内容
2021年11月15日~16日地盤改良工事
2021年11月22日~基礎工事
2021年12月18日~木工事(土台)
2021年12月21日~22日上棟
2021年12月23日~屋根工事
2022年1月6日~2月5日木工事(サッシ/断熱材)
表1.2月5日時点までのスケジュール

それでは各項目ごとに見てきます。それぞれどのような工事が行われて、各工程で気をつけた方がよいポイントに付いて解説していきます。

地盤改良工事

地盤調査の結果…あまり結果が良くなかった為、地面から約6m下の固い地盤までコンクリートの柱をたくさん埋める工事(柱状改良工法)をしました。このコンクリートの柱を作るために大量の水が必要になります。しかしまだ水道メーターを設置していなかったので、お隣さんにお水を借りることにしました。工務店を通じて借りたのですが、一度工事が始まるときに挨拶をした程度だったので、少しドキドキしました。お金に余裕がある方は、散水車で対応することもできます。(我が家の場合は散水車を呼ぶと1日約3万円と言われました。)ただ地盤改良には水が必要と分かれば、先んじて水道メーターだけ設置してもらうのもよい方法かと思います。地盤改良工事は2日間で終了し、数日間コンクリートが固まるのを待ちます。

基礎工事

さて本格的に工事が始まります。基礎工事は①地面を掘って配筋(金属の棒を張り巡らして、コンクリートの強度を上げる)、②型枠をつけてコンクリートを流し込むの2ステップに分けられます。ちょうど基礎工事が終わるタイミングで現場に行き、様子を見てきました。エコキュートを設置する予定のところとお風呂や洗面所に配管だけが伸びており、お風呂やトイレに排水の菅がコンクリートに埋まっていました。それを見て、子供部屋の収納の下に、老後にトイレのリフォームをするかもしれないから、トイレの給排水管だけ仕込んでおこうということを建築士さんと話したのを思い出しました。しかし、その該当場所には管らしきものはない…。我が家もすっかり忘れていたのですが、ダメもとで聞いてみましたがやはり給排水管は通って無く、諦めることにしました。今回はかなり特殊なケースですが、基礎工事が始まるタイミングで給排水の菅が絡む位置については確定させましょう。何か特殊なケースで給排水管を増設する場合には、そのことをしっかりと平面図に書いておくことが重要です。

木工事開始→上棟

いよいよ現場に大工さんが来て木工事の開始です。一週間くらいはコンクリートの基礎部分に木の土台を作っていきます。そして上棟の日となります。クレーン車を2日間借りて、助っ人の大工さんも5名来て、一気に屋根の下地材を張るところまで完成させていきます。たった二日間で一気に構造物が完成していく姿は圧巻です。私がDIY好きというのもありますが、大工さんの熟練した姿に見惚れて、何時間でも見ていられるくらいでした。我が家では簡単に上棟式をお願いしました。

屋根工事

上棟で屋根の下地材が完成しましたので、次に屋根を乗せていきます。我が家の屋根材は瓦です。まず屋根の下地材の上に防水をとるためのルーフィング材を敷いていきます。我が家はカッパルーフ2号を使用していました。ミドルグレードのルーフィング材のようです。ルーフィング材を敷いたら、その上に瓦を乗せていきます。瓦は鶴弥・スーパートライ110スマートを使用しました。見に行くタイミングで屋根工事の職人さんに出会えることもなく、年末年始を挟んで10日間ほど屋根が乗り、あっという間に完成しました。

木工事(サッシ/断熱工事)

屋根工事と並行して家の外部/内部の工事も進んで行きます。外部の方は、合板を張って行き、外壁側の断熱材を入れて、透湿防水シートを張ります。更にその上から外壁を支える木材を縦に張っていきます。外部については、次工程からは外壁業者にバトンタッチです。内部の方は、まずフローリングの下地材を作って行きます。床に合板が張られると、家の中に入れるのでイメージが一気に湧いてきます。そしてサッシが入ります。我が家はLIXILの樹脂窓・EW(ダブルガラス)にしました。そして断熱材を壁に入れていきます。高断熱を目指して住宅メーカー探しをしてきましたので、断熱材が壁一面に充填されたときは、テンションが上りましたね。外壁105mm+壁120mmの合計225mmの断熱層の完成です!断熱材の上からは黄色の気密シートを張っていきます。これで住宅の気密性を上げるようです。気密測定も完成時にお願いしているので、楽しみにしています。断熱層を完成させるタイミングで、外壁側のコンセントの位置やエアコンの位置などを決定する必要があります。我が家では、玄関クロークに修正して無くしたはずのコンセントがありました。恐らく設計打ち合わせの佳境で疲れていたのだろう…。部材が届いており、無くしても安くはならないと言われたので、位置を修正して取り付けることにしました。エアコン用のコンセントを配線が目立たないようにエアコンの上に来るようにお願いをしました。すると柱や間柱の位置や近くのサッシも絡んできて、エアコンの位置を少し下げる必要があると言われました。妻の意見も取り入れて、掃除もしやすくなるし、コンセントを目立たないことを優先してエアコン位置を下げるようにしました。この辺りの使用感については、住んでからレビューしたいと思います。たくさん悩んで決めたコンセント位置も最終決定ですと言われると少し不安になるものですね。断熱層が絡まないコンセントはまだ位置の変更ができるようです。

まとめ

それぞれの工事内容における注意点
  • 地盤改良工事:水が大量に必要になるので対応方法を検討しておく。
  • 基礎工事:給排水管などを確定させておく。特殊なものは平面図に記載する。
  • 木工事開始〜上棟:大工さんの匠の技に感謝。
  • 屋根工事:ルーフィング材が何を使われているのか確認する。
  • サッシ/断熱工事:断熱材の絡む部分のコンセント位置などを確定する。

まだまだ寒い日々が続きます…。暖かなマイホームを夢見ながら、極寒アパートでの最後の冬を乗り切ります。

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